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音楽のジャンルを超えて「ピースフル」を届ける「Wisteria」 

東京発の男女混合バンド「Wisteria」

東京を中心に活動を続け、6月28日より発売された1st mini Album「Come Here!」リリースツアーを3都市で開催。8月1日にツアーファイナルとして初のワンマンライブを企画し、下北沢SHELTERを熱狂の渦に巻き込んだ。

ライブシーンにとどまらず、各メディアでピックアップされている注目のバンドだ。

 今回メンバーに結成の経緯から、Wisteriaのライブでのテーマ、各メンバーの音楽へのこだわりを聞いた。

左から Vo.ミイ Ba.コウメ Gt.龍星 Dr.リョウ

まるで少年漫画のような出会い方

ーーWisteria結成の経緯は?

龍星:僕が高校生の時に違う学校の軽音部同士で結成したバンドです。何回かメンバーチェンジをして今3代目のヴォーカルがVo.ミイちゃんです。

コウメ:他校の軽音部同士で関わりがあったという感じですね。

メンバー全員が東京出身で高校時代から顔馴染みの中で結成された。

Wisteriaとしては3代目となるVo.ミイが加入してから活動を続け4年目に突入している。 

ーーミイさんが加入された経緯は

龍星:僕らが高校生の時にバンドの大会でWisteriaをボロボロに打ち負かしていたヴォーカルです。

ミイ:あざっす(笑)

コウメ:対バンしてたんだよね、大会みたいなので。Vo.ミイが、高校の頃に組んでたバンドで対バンしてて『カッケー』みたいな(笑)。Dr.リョウ君とかは元々交流あったもんね?

リョウ:高校は全然違ったんですけど、仲良かったんですよね。一緒にライブハウスに遊びに行ったりしてて。その繋がりで、新しくヴォーカル入れるなら『ミイちゃんでしょ』ってことで、僕から連絡しましたね。二つ返事でWisteriaに入ってくれました。

ミイ:『はい、やります』って(笑)

ーー少年漫画にありそうな結成の経緯ですね(笑)

コウメ:確かに(笑)

ミイ:少年漫画例えいいな(笑)

Vo.ミイさんは高校生の頃から他を圧倒する歌声の持ち主だったようだ。Wisteriaへヴォーカルとして加入する際も満場一致で決まった。まるで少年漫画のようにかつてのライバルが仲間になるような展開だ。

高校生の頃から各メンバーが音楽を通じて交流を深めている彼らの絆が、音楽に反映されているのだろう。

高校生の時に出会ったWisteria。現在のメンバー間の雰囲気は?

ミイ:同じアーティストのライブを見に行ったりとか、音楽とかアニメの話はよくしますね。音楽活動以外で遊びに行ったりはあまりないですけど、連絡は結構とってます。

コウメ:共通の趣味多いよね。

ーーツアーで地方行く時も楽しく過ごせてそうですね

リョウ:結構わちゃわちゃしながら各地向かってるよね。

コウメ:遠征先で各々行動してることはあります。1人で行動したいわけではなくて各々行きたい場所が違ったみたいな(笑)

ミイ:『じゃあ、一旦解散!』みたいな(笑)

コウメ:気付いたら大体Vo.ミイちゃんがいないんですけど(笑)

ミイ:そう、大体私がいない(笑)

ライブのコンセプトは「Peaceful Days With You…」 

ーーWisteriaのコンセプトはありますか?

ミイ:Wisteriaはライブをするときに「Peaceful Days With You…」というのをコンセプトにやっていて。ハッピーなライブというか、とにかくお客さんに楽しんでもらえるライブができるようにやっています。

テーマから想像するとポップなバンドに聞こえるが、ロックやメタルなどジャンルレスで様々な楽曲を披露している。ジャンルにとらわれず、とにかくピースフルなライブをテーマに掲げて活動を行っているようだ。

セトリの繋ぎは他のバンドに負けないこだわりがある

ーーライブパフォーマンスでこだわりはありますか

ミイ:アップテンポな曲が多い分、どこで緩急つけるのかっていうのはリハーサルで相談してますね。動きや、繋がりの部分は結構スタジオで話し合ってますね。

龍星:セトリの曲間の繋ぎは他のバンドに比べてかなりこだわってると思いますね。

ネガティブなワードをWisteriaに変えて届ける

ーー作詞作曲はどなたが担当していますか?

リョウ:メインのコンポーザーがGt.流星で、たまに僕もやってます。作詞はVo.ミイちゃんがやってますね。

コウメ:メロディラインとかはVo.ミイちゃんが作ってくれてますね。

ーー作詞で意識していることはありますか?

ミイ:結構ネガティブになりそうになるんですけど、『これをもうちょっとWisteriaっぽいワードに変えたいな』と思ってやってますね。でも比較的自由にやらせてもらってます。

各メンバーがDTMを駆使してアレンジ

ーーコロナ禍を経てDTMで作曲をされているアーティストさんが増えてる印象なのですが、Wisteriaさんは活動の中でDTMを使ってますか?

コウメ:全員Logicを使わせてもらっていて、龍星やリョウ君のデモ音源もLogicのプロジェクトファイルで共有してもらってて、アレンジとかも基本Logicでやってますね。

リョウ:Logicで完結しちゃうよね。まれに『ここセッションして作ろう』という時はスタジオでやりますけど、最近はほとんどないね。

龍星:自分は作曲し始めたのがGarageBandだったので、逆にDTMじゃないと作れないというか。それが当たり前な感じでした。

各メンバーがLogicなどのDTMツールを使用し、各パートのアレンジをDTM上で行っているようだ。楽曲はほとんどパソコン上で完結し、スタジオではライブパフォーマンスやセットリストの繋ぎなどに注力していた。

機材紹介

Vo.ミイ

使用マイク:beyerdynamic TG-V50 

ミイ:他のマイクに比べて、beyerdynamic自体が迫力がある音と、収音してくれる音域が広くて、優しく拾ってくれます。繊細な音まで拾ってくれるので、思いっきり吹き込まなくても丁寧に拾ってくれるのが魅力的で使ってます。

ーーマイクは色々と試してるんですか?

ミイ:そうですね。結構試していて、何本か持っているんですけど、この子がしっくりきてますね。

使用イヤーモニター:Shure PSM300

ミイ:元々違うものを使っていたんですけど、Shureが1番音が聞こえやすいので今はこれをメインで使ってます。自分の声がしっかり聞こえるのが助かってますね。イヤモニから自分の声をガッツリ出しつつ、ライブハウスのモニターで他の音を聴いてライブで歌っています。

Gt.龍星

使用ギター:PRS Custom24-08 10top 

使用アンプ:KEMPER Profiling PowerRack

龍星:メインの歪みはMarshallのモデリングを使ってます。リードの音色はドイツのRevvというアンプのモデリングを使ってます。

左から

Ibanez TS9

BOSS MS-3

One Control BJF Buffer Split

Shure GLX-D16

HOTONE AMPERO SWITCH

NEKTAR NX-P

龍星:足元はKEMPERをコントロールするためのボードになっていて、MS-3でMIDIでコントロールしています。ワーミーやオクターバーとか歪みの前段にくる音色はMS-3で作ってます。Ibanezはブースターとして使用してます。

ーーKEMPERを中心にしたボードになってるんですね

龍星:そうですね。最初はでかいボードだったんですけど、ライブで暴れ回るのでコンパクトになっていきました。

Ba.コウメ 

使用ベース:YAMAHA TRBX605FM

コウメ:メインはYAMAHAのTRBX600シリーズの5弦です。

ーー通常の5弦に比べてネックが短い印象ですね

コウメ:そうですね。5弦の中でもネックが比較的短いのと、ネックの幅も細くて弾きやすいです。YAMAHAさんから提供していただいて使用期間は1年くらいですね。オールラウンドに使えてめちゃくちゃ気に入ってます。

左から

ZOOM MS-50G

MXR M108

Darkglass Electronics Vintage Ultra V2

TECH21 Sansamp 

BOSS TU-3

DIGITECH Drop

コウメ:メインはDarkglass Electronics VintageとMXR M108のEQでメインの音を作っていて、要所で Sansampでドライブ感を出したり、ブースターとして使ってます。ZOOM MS-50Gはオートワウとか空間系を入れて使っています。

Dr.リョウ

ペダル:DW9000ロングタイプ

リョウ:パワーの出るペダルが欲しいなと思っていた時に目をつけていたのがこのペダルでした。 

スネア:DW Collector’s Pure Maple Snare Drum 14×6  

リョウ:ヘッドはASPR SLヘッド。普通のヘッドとちょっと変わっていて、アラミド繊維という防弾チョッキと同じ繊維を使ってます。

ーー ヘッドのこだわりを詳しく聞かせてください

リョウ:とにかくハイピッチにしてもローチューニングしても、もっちりとしたサウンドでハリもツヤもあって、魔法のようなヘッドになるので、これから一生ASPRさん使うと思います。

パッド:Roland SPD-SX PRO

リョウ:パッドは同期を出すために使ってます。9つある面にギターやエフェクト系、コーラスなど色々あるので、それをパラデータで入れていって、ライブの環境に合わせて各データの音量バランスを調整してます。

これからもWisteriaらしくお客さんが元気になるライブを 

ーー今後のWisteriaさんのヴィジョンや目標はありますか

ミイ:とにかくお客さんが元気になるライブを続けたいことと、夏フェスに出演したいですね。すごく強く思ってます。

コウメ:野外ライブしたいよね。

ミイ:外でライブしたいです。すごく合うと思うので。あとはメンバー全員アニメが好きなので、アニメのタイアップを取りたいですね。やりたいことは沢山ありますね。

新曲「kotoba」がリリース!9月19日に2マンライブを企画!

ーー最後に告知をお願いします

ミイ:8月9日から「kotoba」が配信リリースされてます。ぜひ聴いてみてください!また、9月19日下北沢MOSAiCで「Baby Faith」と2マンライブを行います。こちらもぜひ遊びにきてください!よろしくお願いします!

公式HP・SNS

Wisteria公式HP:

https://wisteria-official.com/

公式X:

https://twitter.com/Wisteria_tokyo

公式YouTube:

https://www.youtube.com/@Wisteria_official

公式TikTok:

https://www.tiktok.com/@wisteria_band

公式Instagram:

https://www.instagram.com/wisteria_tokyo/

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