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若者の背中を押すロックバンド「Hello Hello」に注目!楽器への熱い思いに迫る

2018年に結成された、奈良発の3ピースロックバンド「Hello Hello」。

「ひとり一人に寄り添う音楽を」を掲げ、ワンマンライブを開催したり地上波番組のテーマソングに楽曲が起用されるなど、注目を集めている。

若者世代から支持を得る彼らに、普段の素顔や曲作りのこだわりを聞いた。

Hello Helloってどんなバンド?

メンバーは写真左から、たくみ(Dr.)ヤナギ(Vo.&Gt.) ともひろ(Ba.)の3人。
優しい関西弁で話す彼らは、奈良が活動拠点だ。

音楽スタジオ「Studio Sola」が3人の聖地

もともと友人関係だったヤナギとともひろが一緒に通っていた奈良県の音楽スタジオ「Studio Sola」。
そこで働く幼馴染のスタッフを通してたくみと出会ったことが、バンド結成のきっかけだという。

スタジオからも見える奈良の観光名所「若草山」は、彼らが初めてのアーティスト写真を撮影した場所だ。
当時のことを振り返って、彼らは感慨深く言う。

(たくみ)「めっちゃ登るの大変やったな」
(ヤナギ)「走って登ったよな」
(ともひろ)「ありえんくらい走ったよな(笑)」

若者の心をつかむラブソング

ーーHello Helloのコンセプトは?
(ヤナギ)「基本的にラブソングが多いですね。誰かの背中を押すような楽曲も書きますが、コンセプトは『となりにいる人を大事に思う』といった感じです」

ーー素敵なコンセプトですね。メインのターゲットは、どんな方々ですか?
(ヤナギ)「恋をするすべての人だけでなく、日常で悩んでる人ですね。ライブに来てくれるお客さんは女性が多かったんですけど、最近は男性もいますね。比率的にどうなるかな」
(ともひろ)「実際は女の子の方が多いとは思うけどね。10代や20代前半とかね。でも、幅広い層に聴いてほしいですね」

ーーHello Helloのアピールポイントは?
(たくみ)「ボーカル(ヤナギ)の歌声ですね!以前、YouTubeのコメント欄に『喉に2人の人間が住んでるみたい』という書き込みがあったんですけど、そこは僕たちが誇れる個性だと思っています」

常識にとらわれない曲作り

多くの若者から共感を得ている「Hello Hello」は、どのようにして曲を作っているのだろうか。

Hello Helloの曲作り方法は珍しい?

ーー作詞作曲は、どなたが担当されているんですか?
(ヤナギ)「基本的に僕がやっています。アレンジ面は、みんなでやっているので曲を完成させるのは3人です」

ーー曲の作り方やこだわりについて聞きたいです。
(ヤナギ)「常識にとらわれない作り方ですかね。基本的には僕の弾き語りデモからバンドでアレンジを詰めていくんですが、変わっていると言われたのは、たくみに(ドラムの)リズムパターンをいっぱい作ってデータで共有してもらい、それをつなぎ合わせて楽曲を作ることがあることですね。

と言うのも、3人でいろんな作り方をしたいなって話をした時期があるんです」

アイデアが浮かんだら一気にシェア

ーー楽曲は、どのくらいの頻度で出していますか?
(たくみ)「頻度で言えば3~4ヶ月に1回くらい。アルバムだったり、シングルだったり、EPだったりと何かしらリリースしていますね。ヤナギさん、何曲かまとめて送ってくるんで・・・(笑)」
(ヤナギ)「確かに最近も6曲くらいいっきに送ったな(笑)」

Hello Helloが機材に込める“愛”

彼らの熱い思いは曲作りだけではない。
メンバーそれぞれが使っている機材を見てみると、そこには“愛”が詰まっていた。

機材を“人”として接するヤナギ

ーーギターはFender Mexicoのテレキャスターですね。
(ヤナギ)「ピックアップが3つ付いてます。楽器屋に行ったときに、見た目がすごくかわいかった上に、弾いてみたら好きな感じの音が出たので即購入しました」

(ヤナギ)「アンプシュミレーターのBOSS『GT-Pro』には、いろいろな種類のアンプが入っています。例えばJazzコーラスも入っているし、Marshallっぽいのも入っているし、みたいな。音を作っているのはこのアンプシュミレーターです。ライブハウスとかでほめてもらえることがあって、僕にとって“大事な人”ですね(笑)」

ーー機材を人に例えるなんて、愛が感じられます!
(ヤナギ)「エフェクターにも愛情をかけていますよ。歪みはFulltoneの『OCD V2』と1981 Inventionsの『DRV』の2つ。リバーブはAnimals Pedalの『BATH TIME REVERB』。Xoticの『X-Blender』で、原音とリバーブを混ぜています。BOSSの『ES-5 Effects Switching System』が、どの“人”をどの順番で鳴らすかを制御しています!」

普遍性の中に独自性を守るともひろ

ーーまずはベースを見せてください。
(ともひろ)「Fenderの『American Professional II Jazz Bass』です。高3くらいのときに、バイト代を握りしめて買った大事なベースなんですよ」

(ともひろ)「ベースヘッドアンプはGENZLERの『MAGELLAN 800』。いろいろな楽器屋を回ったんですけど、この音が気に入ってたどり着きました。YouTubeで機材の詳細を調べても外国人の試奏動画ばかりで、いまだに使い方の正解が分からずに使っていますが、気に入っています(笑)」

ーーいまだに正解が分からないのは面白いですね(笑)。
(ともひろ)「でもそういうのばかり集めている訳ではないんですよ!MXRの『M-80 Bass D.I.+』は、プリアンプの超ド定番。コンプ(コンプレッサー)の定番であるEBSの『MultiComp Studio Edition』も使っています。定番の機材と未知の機材。普遍性の中に独自性も織り交ぜているかもしれないですね」

ダイナミックな演奏だからこそサイズにこだわるたくみ

ーースティックはLERNIですか?
(たくみ)「LERNIの『S-140SW』。好きな先輩ドラマーさんにおすすめされたのがきっかけです。すごく軽くてサラサラしているのが特徴。僕は手汗をかきやすいので、ツルツルした素材だと滑ってしまうんですよ」

ーー気づいたんですが、シンバルの大きさが小さめではないですか?
(たくみ)「僕の演奏スタイルとして、結構ガシャガシャ鳴らすタイプ。だからあまり口径が大きいと、うるさすぎるんです。割と小さめにして、思い切り叩けるようにしています」

フロアタムはボンボン鳴らないように、練習のときだけミュートを付けているし、スネアも分厚いミュートをかけています。タイトで短く鳴る音が好きなんです」

自分たちの人生を歌に乗せて

最後に、今後の目標や活動を聞いた。

Hello Helloの今後の目標

ーー今後のビジョンを聞かせてください。
(ヤナギ)「『大きな場所で、たくさんの人に向けてライブをしていきたい』という目標があります。また、僕が生きていて感じることや自分が体験したことを歌にして表現していきたいなと思っています」

新曲リリース&ワンマンライブ開催!

ーー最後に告知をお願いします。
(ヤナギ)「6月12日に新曲『フレンド』が配信リリースされました!『男女の友情があるのかどうか』といったテーマを歌っているので、ぜひ聞いてください!

また、8月6日には『ハローの日』という公演を大阪で行います。昨年初めて開催したんですが、毎年恒例の特別な日になればと思い、今年は僕らも客席に降りてフロアワンマンライブをやります。みんなよかったら遊びに来てください!」
(3人)「お願いします!」

■RELEASE Info.

Digital Single
『フレンド』
2024.6.12(Wed) Release!!

配信Link https://hellohello.lnk.to/friend

■LIVE Info.
「ハローの日2024〜手を繋ぐFloor Oneman Live〜」

日程:2024年8月6日(火)
会場:大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE
open 18:00 / start 18:30
※フロアワンマン 公演

料金:スタンディング ¥3,000(税込)
※ドリンク代別途
※未就学児入場不可/小学生以上有料

■公式HP https://hello-hello.jp/
■公式X(旧Twitter) https://twitter.com/HelloHello_Band
■公式Instagram https://www.instagram.com/hellohello_band
■公式TikTok https://www.tiktok.com/@hellohello_band

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