様々なジャンルの楽曲をリリースしており、 日々ライブ活動を行っている彼女たちに結成の経緯や、使用機材、ライブを通して芽生えた気持ちなどをインタビューを通じて聞くことができた。
ふとした瞬間に、聴く人が幸せになったり、喜んでもらえたりするような曲を
左からVo.Gt Honami Vo.Key Masami
ーーRons weekを結成した経緯は?
(Masami)「結成は4年前ですね。出会いは音楽の専門学校で、在学中もすごく仲が良くて、親友みたいな感じでずっと一緒にいました。卒業後はお互いソロで活動してたんですけど、たまに一緒に曲を作ったり、お互いの主催ライブに出演したりしていて、あるタイミングでHonamiちゃんから『2人で活動しない?』と言ってくれたので、お互いのソロ活動をやめてRons weekを結成しました」
ーーRons weekのコンセプトは?
(Honami)「結成した時から、『たわいもない瞬間にメロディーを乗せて』っていうコンセプトで 活動を始めました。日々お仕事を頑張ってるみんなが私たちの曲を聴いて、疲れててもその瞬間がすごく幸せになるような曲とか、友達の結婚式で喜んでもらえるような歌とか。その時その時のふとした瞬間に聴く人が幸せになったり、喜んでもらえたりするような曲を作ってます」
対面で伝え合ったり、背中合わせの時もあったり、お菓子食べながら、ベッドの上で歌詞書いたり
ーー作詞作曲は2人でやってるのでしょうか?
(Masami)「結成した当初は担当を振り分けてて、Honamiちゃんが作詞、私が作曲みたいな形だったんですけど、最近は1つの部屋に2人で引きこもりになって一緒に作ってますね。いい意味でお互いの作曲センスの良いところを取って作ってます」
ーー部屋ではお互いに向き合って作曲をしているんですか?
(Honami)「対面で伝え合ったり、背中合わせの時もあったり、私がお菓子食べながら歌詞書いて、Masamiちゃんがベッドの上で歌詞書いたり(笑)」
(Masami)「最近はDTMを使って作曲をしてるんですけど、Honamiちゃんがソファーでお菓子を食べながら『ドラムこうしてみて』とか(笑)」
お互いのセンスを尊重し合い、普段の自分たちのスタイルで作曲を行なっている。その中で描かれている歌詞や楽曲がRons weekの曲の世界観を作り上げているのだろう。音楽活動の中でも2人の関係値は出会った当初から全く変わっていないようだ。
機材紹介
■ Masami
「microKORGのシンセサイザーです。元々キーボードを使ってたんですけど、シンセサイザーの音が欲しいなと思って最近これを購入しました。ヴィンテージっぽい見た目が気に入ってます。普段ライブでは同期流しているんですけど、なにかプラスアルファで付けたいときとか、がっつりコードを弾いているというより、ウワモノな音色を用意してポイントで弾いている感じですね」
■ Honami
「Fender USAのテレキャスターです。まず見た目で好きなのを5本ぐらい選んで、その中で弾いてみて、一番いい音で好きな音を選びました。アコギでライブもするんですが、曲に合わせて入れ替えて使ってます」
左から
チューナー:D’Addario Chromatic Pedal Tuner PW-CT-20
ディレイ:tc electronic FLASHBACK 2 MINI DELAY
オーバードライブ:Vivie WildCat Crunch OverDrive
オーバードライブ/ディストーション:Suhr Eclipse Dual Channel
ーーギターの機材にはどんなこだわりがありますか?
(Honami)「自分はあまり詳しくないので、エフェクターはギタリストの友人に相談しますね。『こういった音を出したいんだけど』って感じで詳しい方に聞いて、それを参考にして揃えてます。メインの歪みはSuhrのオーバードライブを使ってるんですが、結構歪むので抑えたい時はVivieに変えてますね。ディレイは曲のポイントポイントで使ってます。」
自身のギタリストとしてのこだわりというよりは、Rons weekの曲をライブで120%表現するために機材を揃えているようだ。
ーー普段のライブはどのようなスタイルでやっているんでしょうか?
(Masami)「Honamiちゃんがギターを弾いて、私がキーボード弾いてるんですけど、最近はDJを入れてライブをやってます。ワンマンライブや弾き語りライブ、路上ライブでは2人とも楽器を持ってその場に合わせてライブをしてますね」
私たちの曲で感動してくれる人達がいる限り、音楽はずっと続けたい
ーー今後の目標はありますか?
(Masami)「最近ファンの方たちとお話しする機会があって、『Rons weekのライブに来ると、もうめちゃくちゃ仕事の疲れが全部吹き飛びます』と言ってくださる方が本当に増えてきてて、その言葉がすごく嬉しかったんです」
(Honami)「ライブに出演した時に、ライブハウスのスタッフの方が『今日Rons weekの曲を聴いて、もうちょっと仕事頑張ってみようと思いました』って言ってくださったり、『すごく気持ちが分かって泣いちゃいました』とか『背中を押されました』とか言ってくださる人がいると、私たちも『音楽やっててよかったな』ってめちゃくちゃ思うので、そういう人達を音楽で助けれたら嬉しいし、私たちの曲で感動してくれる人達がいる限り、音楽はずっと続けたいなって思います。ライブが一番感動を伝えられると思うので、ぜひライブに来て欲しいです」
(Masami)「これからも目の前のことを一生懸命に頑張っていこうと思います。11月28日に私たちがすごく憧れてた『shibuya WWW』でワンマンライブがあるので、まずはそれを大成功させたいですね。それが第1歩かなって思ってます」
そんな彼女たちの新曲『more』が5/28にリリースされた。ポップでキャッチーなメロディのなかで切なさを感じる歌詞が印象に残る楽曲となっている。また楽曲に合わせた男女のすれ違いを描いたMVが、YouTubeで見ることができる。ドラマティックな作品となっているので、気になった方はぜひチェックしてみてほしい。
Rons week 公式HP
2024年11月28日(木) Shibuya WWW
Rons weekワンマンライブ「Ready」
https://t.livepocket.jp/e/wre5o
Ticket price:¥4,500(+1d)/student discount ¥2,400(+1d)